ライン工（製造業）と言われるお仕事には、実は種類があります。今回はライン工（製造業）と呼ばれる7つの業種に焦点を当て、お仕事内容や魅力についてご紹介します。
プレス工の仕事内容は、プレス機器を使って金属の板を決まった形に成型することです。
金属の種類や作るものによって使用するプレス機が変わります。プレス機の種類は60tプレス機や150tプレス機などの種類があり、自動車部品からカメラなどの小さい部品も作ります。
鋳造工の仕事内容は、高温に熱してドロドロに溶けた金属を、金属や砂、石膏などでできた型（鋳型）に流し込み、成型する仕事です。自動車のエンジンやモーターと言った部品も作るので、高い技術力を要します。仕事環境はハードと言われていますが、やりがいがあるので若い世代も活躍しています。
研磨の仕事内容は、金属やレンズ、宝石の表面をきれいに磨くことです。例えばステンレスの表面や金属の表面を鏡のようにピカピカに磨く「バフ磨き」は、職人の熟練した技が必要です。
旋盤工の仕事内容は、「旋盤」と呼ばれる機械を操作し、金属や樹枝などの素材を切ったり削ったりすることです。集中して一つの作業に没頭できる人に向いている仕事ですが、同時に体力も必要とする仕事です。他にもNC旋盤という、動かし方や速度をプログラミングして操作する旋盤の仕事もあります。
マシンオペレーターの仕事内容は、「マシニングセンタ」という1台で同時に複数の加工ができる機械を使って製品を作ることです。マシニングセンタに情報を入力したりプログラミングの正確さも問われますが、女性や未経験でも活躍できるお仕事です。
ピッキングの仕事内容は、倉庫や工場内にあるたくさんの製品の中から、注文書や指示書に従って、必要なものをピックアップするお仕事です。未経験からでも始められますが、やり方によっては効率アップもできる奥の深い仕事です。
梱包の仕事内容は、ピックアップされた商品などをあらかじめ決められたルールで、段ボールや袋などに詰めたり、包装紙で包んだりするお仕事です。梱包だけではなく、ピッキングなどの他の軽作業とセットで作業する場合もあります。
塗装とは建物などの外装や内装などに塗料を塗る仕事のことです。初めてでも業界に入ることができる幅の広い仕事ではありますが、非常に奥の深い特徴も持っています。一流と呼ばれる塗装工が仕上げる塗装は質が高く独立をして活躍ができる夢のある世界でもあります。
溶接の仕事内容は、指定された金属と金属を繋げたり、切断したり、曲げたりと加工をする仕事になります。製造業界では、多くのケースで必須の工程となっています。高い技術を求められる場合もあるため、日々の自己啓発は欠かせません。そして高い技術力に比例して年収もアップする傾向がある仕事のため、モチベーションを保って作業できるメリットがあります。
ライン工において検査の仕事内容は、文字通り各ラインで作られた製品の状態を検査すること。消費者に安心・安全な製品を届ける、責任のある仕事です。業務では問題のある製品を正確に見抜く力と、ベルトコンベアで次々運ばれる製品を素早くチェックするスピードが要求されます。慣れない内は目や体の負担が大きいですが、慣れれば自信がつき、やりがいを持って働けます。