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鋳造

暑いし重いしで大変な仕事だが、注湯作業なんかは、「鍛冶屋」って感じがして憧れるんだよなぁ。

鋳造という職種はご存知ですか。製造業の中でもスキルが必要な鋳造とはどんな仕事内容なのか?や、苦労ややりがい、どんな人が鋳造のお仕事をするのか?といった内容について、詳しくまとめてご紹介します。

鋳造の仕事内容を簡単にいうと・・・

鋳造の仕事内容は、一言でいうと「溶けた金属を金型に流し込み、製品を作る」というお仕事です。自動車部品のモーターやエンジンを作る際にも鋳造で作られています。その為、日本の製造業は鋳造の技術力で支えられていると言っても過言ではないほど、さまざまある製造業の職種の中でも重要な仕事の1つです。

引用元:東芝機械youtube
https://www.youtube.com/watch?v=5nLo9qWvqfI

「鋳造」と「鋳物」の違い

鋳造は、高温に熱して溶けた金属を、予め作られた鋳型という型の中に流し込み、冷やして製品を作ります。砂でできた砂型や樹脂でできた樹脂型、石膏で作られた石膏型などと呼ばれ、これらはすべて「鋳型」と呼ばれています。そして、鋳造の技術を作って作り出されたものは、「鋳物」といいます。「鋳造」と「鋳物」の違いは、鋳造という技法の名前と、その技法によって作られたものという違いがあります。

鋳造職の苦労ややりがい

鋳造は、一般的に「キツイ」と言われていますが、実際に高温の金属を大量に扱うので、仕事環境は熱く、体力も必要になってきます。実際に、20代や30代の若手が多く活躍している職種です。しかしイチからものを作る達成感や、自分が作ったものが世の中に出る達成感で、仕事にやりがいを感じる人がたくさんいます。体全体を使ってひとつのものを作り上げる達成感は、高校時代の文化祭や部活に似ているのかもしれません。

高校時代、部活に熱を上げていた人なら、福利厚生として部活動を積極的に行っている会社を選ぶ方法もあります。例えば、次のページで紹介している三陽工業は、草野球のオープントーナメント「MLBドリームカップ」で好成績を残す強豪の野球部があったり、サッカーチーム「ヴィッセル神戸」のオフィシャルスポンサーで、試合をいい席で観戦できたりします。

仕事以外に楽しさを見いだせる部分はないか探す、というのも、職場選びの大事なポイントです。

鋳造の仕事をするのはどんな人

鋳造は、未経験でも始められるお仕事ではありますが、かなり高いスキルが要求されるので、ベテランの方が多く活躍している傾向が高い職種です。その為、鋳造の場合は、一般的には正社員としての雇用している会社が多くあります。やりがいがあり、正社員雇用の多い「鋳造」は、若い人にも人気が高い職種でもあります。