出来上がったものの成果が見えやすいのがイイよな。鈍く光った鉄がメッキ加工で輝く「製品」になったときの喜びはたまらないのよ。
長い年月をかけて高い技術が身につけば「研磨職人」とも呼ばれるほど、高い技術を要するのが研磨工です。そんな研磨工の仕事内容や気になる年収、必要な資格などについてご紹介します。
研磨の仕事内容は、主に金属や宝石、レンズを磨くことです。金属や樹脂の接合したときに出てくる「バリ」を削り取る作業も、研磨の仕事に含まれます。文字の通りですが、「削り(研削)」と「磨き」が、研磨の仕事です。
クライアントのオーダーによって仕上げ方法もことなり、表面を鏡のようにピカピカに磨くこともできます。しかし研磨はただ磨くだけではなく、高い技術力が必要です。技術が付いていくにつれ、効率よく、またはあらゆる品目の研磨ができるようになっていきます。
研磨職人の気になる年収相場ですが、男女合計の平均だと378万円ほど、男性平均の場合は395万円ほど、女性の場合は241万円ほどとなっています。男女で年収に差があるというよりも、ベテランの研磨職人はほぼ男性のみということから、男女で差が付いているように見えている可能性があります。しかし、女性も技術を身につけていけばしっかり稼ぐことができる仕事です。
高い技術力を要する研磨の仕事ですが、実は未経験からも働くことができます。
そして、研磨職人になるために必要な資格などは特にありません。その為、研磨工として就職してから先輩や上司に知識や技術を指導してもらい、技術を身につけていくことになります。
ただし、「研削といし取替試運転作業者」であれば講習を受けるだけで取得できる資格なので、機会があればとっておくのも良いでしょう。
研磨の仕事は、「研磨前」と「研磨後」の状態を見比べることができるので、作業が終わったときの達成感もひとしおです。そんなやりがいのある研磨職人の雇用はどのような形態が多いのでしょうか。
プラスチック製品のでっぱりを取り除く「バリ取り」であれば、アルバイトでの募集もありますが、基本的にはスキルを要する仕事なので、アルバイトやパートでの募集はあまりありません。研磨職人を目指すのであれば、イチからしっかり指導してもらいながら正社員として働ける会社を探すのが良いでしょう。
金属の削りや磨きでクライアントの要望に答えていくことが、研磨工には必要ですが、 複雑な依頼内容だと、どうしても対応ができないものが出てきてしまうかもしれません。
そのような時のために、外注も念頭に入れておく必要があるでしょう。
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