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工場勤務で特に楽な業種は?

ガチのおすすめはフォークリフトだな。とりあえず免許は取っとけ。

工場勤務で楽な業種の4タイプ

「単純作業が多いから、工場勤務は楽な業種だと思ったら、結構きつい…」という口コミをネット上でみかけます。

工場勤務は、仕事内容によって楽な職種もあれば辛い職種もあります。誰でも、楽をして稼ぎたいと思うもの。では、工場では具体的にどんな仕事が楽なのでしょうか。いくつか例をあげましょう。

自動化が進んだ工場

製造業では、産業用ロボットの導入をはじめ自動化が進んでいます。

こうした工場では、主力は機械ですから、人間がやることといえば材料をセットしてボタンを押すだけ。あとはパソコンで監視し、完了したら取り外してまた材料をセットしてボタンを押す…という作業の繰り返し。オペレーション役です。

手作業の多い組立などの工場と比べれば、機械化が進んでいる工場のほうが楽だといえます。

自動車工場

引用元:トヨタグローバルニュースルームyoutube
https://www.youtube.com/watch?v=-kkza0AhYig

「自動車工場のライン工はきつい」という声を、よく耳にします。重い部品を何度も持ち上げたり、油まみれな格好で工場内を走り回ったりと、確かに大変な面も多々あるのは事実です。

それでも「休みが多いから楽だ」と感じている方も、けっこう多いようです。シフト制なので残業も少なく連休が多いことから、仕事の疲れをリフレッシュしやすいといった一面もあります。

運送系

工場に資材を運んだり、工場から納品先へ送り届けたりといった運送系の仕事も、楽な職種といわれます。その理由は、一人で作業できるから。

重たい部品を持ち運ぶのは辛いでしょうが、人とのかかわりで悩む心配もなく、納期はあるものの比較的マイペースに仕事できる点が、楽だといわれるようです。

金属加工系の部品製造

引用元:豊栄金属工業株式会社youtube
https://www.youtube.com/watch?v=pbpQ4KcbCQo

射出成形やプレス加工、旋盤など製品の一部分を製作している金属加工の工場も、楽な職種といわれます。

特に自動化が進んでいる工場であれば、材料をセットしてボタンを押すだけというオペレーション作業の繰り返しですから、比較的に楽でしょう。

また、納期はあるもののマイペースに仕事できる点でも楽だといわれるようです。

自分の長所・短所を把握しよう

楽な職種といっても、人それぞれに異なります。工場勤務は誰でもできるとはいえ、単純作業が苦痛に感じる人には向いていない職種ですし、体力に自信がない人には向かない仕事もあります。

ある程度自分の強みや弱みを把握したうえで就職先を探すことも、長続きするポイントです。

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【業種別】工場勤務の楽な部分とメリット

上記4種類以外の業種についても、楽な部分やメリットはあるのでしょうか?
おすすめの6業種の概要・メリットについてご説明します。

紙・ダンボール

本やティッシュペーパーなどの紙、荷物を梱包するダンボールは、私たちの生活に欠かせないものです。需要の多さから、製紙工場やダンボール工場の求人情報はよく目につきます。「どんな仕事なんだろう」と気になった人も多いかもしれません。

製紙工場や段ボール工場では、大量の紙やダンボールを運ぶ業務を行います。1枚だけなら軽い紙やダンボールも、たくさんの数がまとまるとかなりの重量となるため、肉体的な負担が大きい業務です。

また、製造の過程で硫化水素が発生するため、独特の悪臭が発生する場合も。

きつい部分もありますが、作業は単純ですから慣れてしまえば楽にこなせるようになるでしょう。臭いに関しても、慣れれば気にならなくなります。

工場によってはフォークリフトの使用ができるので、資格さえ持っていれば重い紙やダンボールの運搬も簡単に行えるでしょう。

プラスチック製品

現在プラスチック製品のほとんどは、機械によって製造されます。作業員が担当する部分は、主に出来上がったプラスチック製品の梱包・検査・検品・組付け。

熱を持ったプラスチックによって作業場は暑く、さらに独特の悪臭も発生するので、慣れないうちは負担を感じるでしょう。また、機械オペレーターや梱包業務の場合、立ったりしゃがんだりする動作が多く体力的な負担が懸念されます。

しかし、慣れれば現場の暑さや臭いは気にならなくなります重量のある製品を運ぶことも少ないため、作業に慣れれば楽にこなせるようになるでしょう。

電化製品

電化製品の製造工場での仕事は、主に組み立て・検査・機械オペレーターを担当します。

担当するラインによって業務内容は異なりますが、精密な作業によって目を酷使する、素早い作業が要求される、といった点が負担になることも。集荷作業を担当する場合、重量のある家電を持ち運ぶため体力を要求されます。

しかし、ほとんどの場合はライン作業なので、立ちっぱなしの作業に慣れれば苦もなく仕事をこなせます。1人での作業が楽、という人におすすめの仕事です。

セラミック

樹脂や金属、陶器など、さまざまな製品に使われるセラミック。元々は陶器に用いられる素材でしたが、優れた性能から工業用品に広く用いられるようになりました。

材料の計量や寸法の違いにより商品価値が下がるため、仕事では高い注意力と集中力が要求されます。

メリットとしては、作業のほとんどは機械で行うので、肉体的な負担が少ない点が挙げられます。

ガラス

ガラス工場の求人でよく募集されているのは、ガラスの積み込みと梱包、シールなどの貼り付け業務です。

ガラスは重量があり、さらに割れやすい素材ですから慎重に運ばなければいけません。運び方に気を付けながら積み込むわけですから、作業は肉体的に大きな負担となるでしょう。

また工場内は暑いので、夏場の作業は特にきつく感じられます。

楽な点は人間関係に悩まされないところ。また、比較的給与の額が高い工場が多く、高いモチベーションで仕事ができます。

ゴム製品

自動車から化粧品用の容器にまで、幅広く使われるゴム製品。求人で出されるゴム製品工場の仕事は、ベルトコンベヤーで運ばれるゴム製品の検品や、機械を使った製品の加工が主です。

独特のゴム臭いがついてしまうため、作業中はもちろん、家に帰ってからも臭いに悩まされる場合があります。

メリットは機械を使った製造や検品作業などの軽作業が多いこと。肉体労働を避けたい人におすすめの仕事です。また、大企業からの求人も多いので、キャリアアップのチャンスも期待できます。

仕事がしやすい「ホワイト」な職場を探すべき

どんな仕事にもメリット・デメリットは存在し、どんな業務が楽なのか一概にはいえません。

あえて楽な職場はどこか、といえば、人材育成や労働時間、社員の健康管理といった体制が整備されている「ホワイト」な職場です。

いわゆるホワイトな職場とは、大手企業の子会社のような経営が安定している会社・工場が主に挙げられます。

大手の企業以外にも、製造している部品が国内、海外でシェアトップクラスの場合は経営が安定しています。会社の規模やネームバリューにとらわれず、現在の業績や将来性などを調べれば、ホワイトな会社かどうかの判断ができるでしょう。

以下のページで簡単な適職診断が行えます。紹介している会社は経営の安定した会社ですので、職場探しの参考にしてみてください。