未経験歓迎!って2種類あって、「バッチリ教育できるから歓迎!」ってのと「人が集まらないから歓迎!」ってのがあるから、教育制度がどうなってるかを見極めるのがコツだな。
製造業の求人広告をみると、「未経験者でもOK」という文言をよく見かけます。
「本当に未経験スタートでやっていけるのか」「30代半ばでも製造業に転職できるだろうか…」と心配な方もいらっしゃるでしょう。
ライン工の仕事内容は単純作業が多く、習得するまでの時間も短いことが特徴です。大学生のアルバイトやパートの主婦なども、ライン工として頑張っているわけですから「自分にもできる」と自信をもってチャレンジしましょう。
未経験者を募集している業種も、自動車、食品、家電、化粧品など多種多様です。
「バイクが好きなので、バイクメーカで働きたい」など、未経験でも自分の興味がある分野を選べば、仕事のやりがいや充実感を感じやすくなります。
最初は、誰もが未経験者。先輩スタッフから教えてもらいながら作業内容をどんどん覚えていくことで、一人前のライン工になれるのです。
器用な方ほど早く、入社して一ヶ月ほどで作業をテキパキ覚えられる方もいます。
ただ、ライン工は自分のところだけを覚えればよいという仕事ではありません。特に正社員として働く方は、一部だけでなく全体を覚えることが大切です。
いろいろな作業ができるようになればリーダー(班長)へ昇格でき、さらにその上のポジションを目指すといったキャリアップも実現します。
ところで、ライン工の仕事には、経験者と比べて未経験者に不利なことはあるのでしょうか?
実際のところは、あまりないようです。ただ、未経験者の場合は「イメージと違った」と悩む方もいらっしゃるようです。
例えば「組み立てに加え、機械のオペレーターなども任されるから、思ったよりきつい」「考えながら進める仕事が、意外とある」「人間関係は、結構重要だとわかった」という声を、ネット上で見かけます。
経験者であれば、なんとなく想像できることでも、未経験者だと右も左もわからないわけですから、不安になることも当然でしょう。
イメージと乖離した会社で働かないためには、面接の際に仕事内容をしっかり確認するようにしましょう。
「ライン工の仕事の多くは単純作業」と言われていますが、多くは専門的な作業で、仕事を覚えるまでは努力が必要です。ですが、同じ動作を繰り返す反復作業なので覚えるのも早いはず。ライン工の仕事は流れ作業です。最初は周りとペースを合わせるのに戸惑うかもしれませんが、じきに慣れてくるでしょう。ノルマがあるのもライン工の特徴。ノルマに関しては、個人の負担ではなく、グループに課せられることが多いので、まずは目の前の作業に全力で取り組みましょう!
作業に慣れる期間に関しては、ネット上からもさまざまな声が聞こえてきます。「2週間~1か月で簡単な作業は習得できる」「半年もすれば体が慣れて筋肉痛や肩こりもなくなる」「1か月が山場、数カ月を過ごせば楽になる」など、個人差はあるでしょうが、一定期間を超えるとどんどん作業が楽になるようです。まずは体を慣れさせて、その次に効率化を目指しましょう!
ライン作業の負担をいかに減らすか?ずばり効率化が大切になってきます。効率化の方法として「作業時間短縮の工夫」「自分の動作しやすい方法を編み出す」「ミスを減らす作業内容を検討する」などがあげられます。
例えば、製品の組み立てでは数10秒単位でボルトを締める・部品を取り付ける・コードをつなげるといった作業が必要です。最初は決められた作業時間が短いと感じるのですが、効率化がうまくいくとその時間が長く感じられるように。規定時間の半分でひとつの作業を終わらせることも可能です。
ベテランのライン工は動作がゆるいにもかかわらず、作業が速いと言われています。改良に改良を重ね、自分流のライン作業を確立しているからです。
作業を円滑に進めるためには、まずは落ち着くことが大切です。焦って部品をひとつ落とすだけでも時間・体力のロスにつながります。いかに無駄な動きやミスを少なくして、同じ動作を繰り返すかが重要です。
万が一部品を壊すようなミスを起こした場合は、自分で処理しようとせず管理者・リーダーに報告しましょう。次の製品がどんどん流れてくるライン作業ならば、動きを止めずミスは任せて次の製品に集中することが大切。ミスの放置は厳禁です。
作業の合間に首や肩を動かす軽いストレッチをしたり、汗を拭いたり、視線を動かしたり、気分を変える動作を取り入れるのもポイント。もちろん作業がおろそかにならない程度、短い時間でリフレッシュできるような工夫をしてみましょう。
休憩時間に甘いものを食べるのもおすすめ。ガムを噛んで集中力を高める方もいます。小まめにエネルギー補給をして体と頭をクリアにすれば、ライン作業上達への道も遠くはないはずです!
製造業の世界では、未経験のアルバイトとして入って、その後、正社員として採用される人が多くみられます。なかには、30代後半でアルバイトとして入り、40歳に正社員になれたという方もいます。
安定した収入を得るには、正社員になること。できれば、最初から正社員として採用してくれるところを選ぶのが賢明です。
年齢を重ねるほど、転職するのが難しくなってきます。30代後半の方は、長く勤められる環境があるか確認しながら会社を選びましょう。