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ライン工とは

「ライン工」は通称みたいなもので、正式には「金属製品製造業従業員」とか「輸送機械器具製造業従業員」みたいな職業になるぞ。製造業界へようこそ!

ライン工(ライン作業)とは

ライン工とは、製造業の工場などで「ライン作業」に携わる作業員のことをいいます。ライン作業といえば、例えば自動車工場で製造途中の製品がコンベアで流れてきて、与えられた仕事をこなし、次に流すという組立ラインをイメージされる方も多いでしょう。

ただ、最近の製造業では、コンベアを使わず一人ですべて組み立てるライン工の仕事(セル生産方式など)もあります。ライン作業の強みは同じものを大量生産できることですが、いまは多品種・少量生産の時代ですから、ライン工に求められる技術が多くなる傾向にあります。

ライン工の仕事内容

コンベアで流れてくる商品を組み立てたり、加工したり、袋に詰めたりといった作業が、ライン工の主な仕事です。

先ほど自動車を例に挙げましたが、ケーキやパンなどを製造する食品系もあれば、細かい作業を必要とする精密機械・電子部品産業、大きなものをつくる航空機・船舶など、実に多種多様な業界でライン工は活躍しています。

「自分の作ったものが多くの人に使われ、社会に役立っている」というやりがいがあるのも、ライン工の魅力でしょう。

ライン工には大卒もいる?

ライン工と聞くと、「大学生や主婦などのアルバイト」というイメージがあるかもしれません。ただ、現場には大卒で正社員として働いている方もたくさんいます。

現在、大学生の就職活動において、もっとも求人が多い職種は「営業」です。商品やサービスを売ることが好きな人にとっては天職でしょうが、世の中には「ものづくりをしたい!」という就活中の大学生も、たくさんいます。こうした方々にとって、好きなことを仕事にできるライン工は天職であり、憧れの存在ともいえるのです。

ライン工のこんなところがラク

一般的に、ライン工には特別なスキルは不要といわれます。「初心者歓迎」と求人広告でうたわれるのも、スキルがなくても現場で先輩から教わりながら覚えていけばよい仕事だからです。慣れるまでは大変かもしれませんが、慣れてしまえばラクな仕事ともいえます。

最近では、一人または少人数で任される仕事も多く、一人で同じ作業を黙々と繰り返すことが好きな方も、ライン工に向いているでしょう。仕事を教えてもらったり、休憩時間に仲間と話したりといった最低限のコミュニケーションが苦でなければ、ライン工ほど楽しい仕事はないかもしれません。