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ダンボール製造工

「実はキツイ仕事」ってよく聞くよな。
担当するラインによって仕事内容は違うから、そうともいえないんだけどなあ。

ダンボール製造工の仕事内容

ダンボール製造の求人で募集されている主な内容は、「マシンオペレーター」「パレット積み」「検品・梱包」の3つ。

ほとんどがダンボールを作るマシンオペレーターの仕事ですが、機器の補助以外にもさまざまな業務を担当する場合があります。

マシンオペレーター

仕事内容は、主にダンボールを製造する機器の操作や補助。補助業務では原料の積み込みやセット作業、機器を使った後の清掃なども担当します。

業務内容に製造したダンボールを運ぶまでが含まれている場合もあります。大量のダンボールを運ぶのは重労働ですが、フォークリフトで運べる職場もあります。フォークリフトの資格を取っていれば負担なく働けるでしょう。

パレット積み

パレット積みは、製造されたダンボールの仕上げ作業の1つです。ダンボールを機械にセットし、のり付け部分や汚れの有無を検査。その後はある程度の束でダンボールを重ね、結束バンドを巻く仕事です。

肉体労働となるため、体を動かす仕事が得意な人におすすめできます。

また、ダンボールのサイズによっては負担が少ないので、一概にきつい仕事ともいえないでしょう。

検品・梱包

ダンボールを出荷する前に検査・梱包する仕事です。汚れやキズ、シワなどがないか確認し、梱包を行います。

軽作業なので体力に自信がない人でも働けますが、たくさんのダンボールの状態を検査するため、高い集中力と注意力が要求されます。

企業によっては、組み立ててのり付けをする作業も行う場合があります。

ダンボール製造のライン工はつらい?

ダンボール製造工は、「肉体労働による負担」と「ホコリ・臭い」による問題が負担となるかもしれません

ダンボールの作成自体は機械がすべて自動で行いますが、でき上がったダンボールの運搬やトラックへの積み込みは人の手で行うことがあります。1枚1枚は軽いダンボールでも、大量にまとめられるとかなりの重量があるので、体力が必要となる場合も。

また、ダンボールを裁断する過程で発生するたくさんのチリや、製造されたばかりのダンボール独特の臭いなど、就職したばかりの人にとって負担となる可能性があります。

しかし、ダンボールの運搬に関しては、フォークリフトなどで運搬できる工場の場合、運転ができる人なら体力を使わずに働くことができるでしょう。

また、ホコリや臭いの問題に関しても、マスクの使用である程度防げます。業務に慣れれば、こうした問題も徐々にクリアしていけるでしょう。

ダンボール製造ができる就職先の例

レンゴー

レンゴーの前身となる三盛社は、国内で初のダンボールの事業化に成功した会社です。「ダンボール」の名付け親でもあり、ダンボール業界の中でも長い歴史を持つ会社です。

事業はダンボールの製造のほか、製紙や紙の容器の製造、ポリエチレン製の袋を製造する重包装事業や、お菓子を始めとした包装を製造する軟包装事業など、「包装」に関わるさまざまな事業を手掛けています。

トーモク

ダンボールや紙器製品を主に製造する総合包装メーカーです。

工場は北海道から九州まで幅広いエリアにあり、国内のトップメーカーとして高品質なダンボール作りを目指しています。

研修施設での人材育成や、継続再雇用制度の導入など、働いている社員へ向けた制度も積極的に採用しています。